いつから積み木を積めるようになる?年齢ごとの遊び方とおすすめを紹介!

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子ども用のおもちゃとしてシンプルなのにも関わらずその人気を維持し続けている「積み木」。

日々成長し続けている赤ちゃんを育てている皆さんは、いつから積み木を買ってあげればいいのかタイミングを見計らっているのではないしょうか?

本記事では、赤ちゃんの発達に合わせた積み木遊びについて下記の流れで解説していきます。

ぜひ、本記事を最後までお読みいただき、初めての積み木選びの参考にしてください!

子どもは積み木でいつから遊べるの?

子どもが積み木を楽しめるようになるタイミングは、積み木を両手に取れるようになるタイミングです。

平均的なお子さんだと6~7カ月*で、「物を両手で取ったり持ち替えられる」ようになります。そのため、事前に買っておきたい方は6カ月に差し掛かったタイミングで買ってあげると良いでしょう。

※多くの積み木は10カ月ごろを対象年齢としていますが、これは積み木を積んで遊べるようになる年齢の目安です。6~7カ月頃は1つの積み木単体で遊びますが、これも子どもにとっては発達を促してくれる遊びです。ただし、想定されている遊び方ではないので10カ月を対象年齢として表示している積み木がメジャーとなっています。

赤ちゃんに早くから積み木で遊ばせるメリット

積み木を”積む”以外の遊び方で遊ばせた方がいい理由は、子どもの発達に下記の3つのようなメリットがあるからです。

  1. 五感全ての感受性を高められる
  2. 手先が器用になる
  3. 集中力が付く

積み木は単体だと1つの直方体でしかありませんが、特に0歳児のうちは「噛んで、持って、振って、落として、叩いて」と単純な動きでも十分楽しい遊びになります。

これらの行動全てが子どもにとっては貴重な体験であり、様々な学習をしていくのです。積み木を早くから与える事で子どもは早くから成長する機会を得られます。

物を掴めるようになったら積み木で遊べる合図ですので、ぜひそのタイミングで積み木を買ってあげてください。

子どもに遊ばせたい積み木の選び方

積み木はシンプルすぎるがゆえに、商品ごとの違いが分かりにくいという方も多いのではないでしょうか?ここでは、「子どもの発育にいい」という観点から積み木の選び方について4つのポイントを挙げて解説します。

ポイント①素材は口に入れても安全な木製を

自然素材で作られている木製の積み木なら、化学物質を使用したプラスチック製と違って子どもが口に入れても安全です。

また、木の質感は子どもにとっても手触りがよく、自然素材がもつ温かみがあるため子どもの五感を育むのにも適しています。

積み木に使われる木は数種類ありますが、しなやかで湿度に強く、ささくれにくいブナやブナ科のナラなどが一般的です。

ポイント②形はバリエーションがあるものを

積み木の形は基本的にはバリエーション豊富なものを選びましょう。

いわゆる「レンガ積み木」と呼ばれる直方体だけで遊ぶのも悪くはありませんが、子どもの成長を考えると直方体だけでは物足りません。

将来的に、様々な形があるほうが子どもの創造性が発揮されますし、作りたい物を作りやすくなります。また、立方体を2つ並べると直方体になるなどの形の類似性や関係性を知るきっかけにもなります。

なお、形に関しては面取り(角を丸くする加工)があるものを選ぼうとする方が多いですが、面取りはなくても大丈夫です。

むしろ面取りは小さければ小さい方が積み木を精密に積めるため、無い方が長く楽しむのには適しています。面取りが無いといっても、子どもがケガをしないよう積み木の角を加工してあるので、積み木遊びを始めたばかりの子どもが遊ぶ場合でも安全です。

ポイント③色は統一感を出すなら白木がおすすめ

積み木には、無塗装の白木タイプと色付けしたカラータイプがありますが、おすすめは白木タイプです。

カラータイプの積み木は一見すると目で見て楽しいおもちゃですが、同じ形で同じ色の物が複数個入っている積み木はレアです。そのため、左右対称の物を作りたいとなった時に左右で違う色の積み木を使う必要ががあります。

一方で、白木タイプで揃えると常に色に関しては左右対称になりますし、子どもが自分の頭の中で色を付けて創造性を育む事が出来るという利点もあります。

もし色付きの積み木を買ってあげたい場合には、ファーストタッチで積み木に関心を持たせる場合は「色付き」、積み木に慣れた後に知育をする場合は「白木のみ」とするのもおすすめです。

ポイント④最初の積み木は4cm基尺以上がおすすめ

0歳児に最初に買ってあげる積み木としておすすめのサイズは4cm基尺以上の積み木です。

積み木の大きさは「基尺」といって、サイズが統一されています。例えば4cm基尺の直方体の積み木であれば、短い辺は4cm長い辺は2倍の8cmで出来ていますし、円柱型の積み木であれば円の直径が4cmで出来ています。

標準的な積み木のサイズは「3cm~5cm基尺」ですが、最初のうちは子どもの手先は器用ではないので大き目の「4cm基尺」以上の積み木を選んであげて下さい。「3cm基尺」の積み木は、手先の器用さの発達が進み、子どもが机の上でも器用に遊べるようになってから買うようにしましょう。

なお、後から積み木を増やす場合も基尺を揃えて買い足すと、最終的に高さが合ったバランスのいい積み木が組めるようになるので、積み木を買う際は基尺を基準に考えるのがおすすめです。

ファースト積み木のおすすめ3選

ここでは、初めて積み木を購入する際におすすめの積み木を3つと1歳児以降も長く遊べる積み木を1つ紹介します。なおここで紹介する積み木はすべて、安全な素材で出来ている物を選んでいます。

面取り4cm基尺のおすすめ積み木「木遊舎 ひのきあかちゃんつみき」

価格的にもとっつきやすく、サイズも適性で、面取りもされているスタンダードな積み木です。製造メーカーが、日本国内で木製のおもちゃを専門的に製造・販売している国内メーカーであるのも安心ポイントです。

面取りをしているため、たくさん積むのには不向きですが、握ったりかじったりなど赤ちゃんが自由に遊べるので初めての積み木としては使いやすいと言えるでしょう。

「木遊舎 ひのきあかちゃんつみき」の特徴

  • 基尺:4cm×4cm×4cm
  • 材質:ヒノキ
  • 数量:16ピース
  • 面取り:あり

品質にこだわったおすすめ積み木「オークヴィレッジ 寄木の積木」

飛騨高山の里山に工房を構えるブランドが、国産の無垢の木にこだわって作った積み木です。

おすすめポイントは、子どもの五感を育む12種類以上の木財です。それぞれのピースに木の名前が刻印してあり、香りや色合い、肌触り、木目などの違いを感じながら遊べます。

面取りをしているため、0歳児の赤ちゃんが遊ぶのにも最適です。セットの中にある6cmという基尺は赤ちゃんが積木のピースを飲み込むことができない大きさな点も安心ポイントです。

 

「オークヴィレッジ 寄木の積木」の特徴

  • 基尺:3cm、6cm、9cmを基準に縦横比は1:2、1:3(直方体)
  • 材質:国産ナラ、ヒノキ、トチ、ホオ、カエデなど約12樹種
  • 数量:37~38ピース
  • 面取り:あり

大きさ重視のおすすめ積み木「ぬくもりおとつみき」

0歳児用最後の積み木は、普通の積み木と比べて大きく作られている積み木です。

おすすめポイントは、子どもの好奇心をくすぐる音付きの積み木(6個)と優しい色合いの色付き積み木(8個)がセットになっている点です。さらりとした素材は、大人が触っても気持ち良い手触りになっています。

色付きではありますが、厚生労働省の食品衛生法で定める玩具安全基準(ST)などに適合した安全な塗料を使用しているため、子どもが舐めても安心です。

「ぬくもりおとつみき」特徴

  • 基尺:60mm
  • 材質:ラバーウッド、ブナ
  • 数量:14ピース
  • 面取り:あり

いつまで使う積み木考えて選ぼう

0歳から始める積み木遊びですが、子どもの積み木遊びは小学校入学前まで続きます。

長く積み木遊びをする一方で、遊び方は子どもの成長に合わせて少しずつ変わってきます。積み木を買うときには、その積み木をいつまで遊ばせるかという点も踏まえて選べるように発達に合わせた積み木の遊び方の変化を見ていきましょう。

【6~12カ月】積まないで遊ぶため大きい積み木を

0歳児の子どもにとっては積み木の1ピース単体でも成長の刺激になります。

物を指先だけで持ったり持ち替えたりする練習や、また左右で一つずつ持って別々に動かす練習など大人が普通にできるけれども精密な動きは、積み木で練習しているのです。

この時期の子どもに最適な積み木は大きい積み木です。まだ細かい動きはできないので、大き目の積み木具体的には4cm基尺以上の積み木を選らびましょう。

【10カ月~2歳】 積んで崩す遊ぶ時期は面取りは最小限に

子どもの手先がある程度器用になってくると、積み木を積んで遊べるようになります。

この積み木遊びでは、物の重心(バランス)を把握する力や、物を正確な位置に置くような1cmよりも細かい動きを習得します。

また、積み木を崩して遊ぶのも積み木の大事な遊び方の1つです。崩す事で子ども達は他者と感情を共有したり、自分の存在をアピールします。崩して喜んでいる場面では、皆さんも一緒に喜んで感情を共有する楽しさを育んであげましょう。

なおこの積み木を崩す遊びは、成長と共に崩す事よりも積む事の方が好きになって少なくなっていきます。そのため、2歳後半になっても頻度が減らない限りは、乱暴な子どもに育っていくのではないかという心配はしないようにしましょう。

積み木を積み上げられるようになったら、面取りは「ない」もしくは「小さい」方がおすすめです。面取りがあると端の方が丸く安定しないため、面取りが極力ない方が精密な積み上げができます。

【3歳児以降】積み木で何かを作る

子どもの思考力や想像力が育つ3歳以降からは、積み木を目的を持って積めるようになってきます

積み木遊びと言えば、積み木の城や電車などを想像する方も多いのではないでしょうか?このような大人が見ても意味が分かるような積み木の遊び方が出来るようになるのが3歳児以降の子どもなのです。

この積み木の遊び方では、子どもの発想力や想像力が育っていきます。そのため、無色で種類豊富な積み木を沢山用意して、積み木の形や色に囚われない遊び方が出来るようにしましょう。

2回目以降におすすめの積み木「Dusyma(デュシマ社)フレーベル積木」

積み木遊びの発達の過程を踏まえて、ある程度積み木を積み上げられるようになったら「3cm程度の基尺で面取りが小さい」積み木を買ってあげるのがおすすめです。

またピースの形は立方体をはじめ、三角柱や直方体、キャラメル型、スティック型、レンガ型、レンガ型大と7種類が混合されている点もポイントです。

ピースの数自体も多いので、少し複雑な物にもチャレンジ精神旺盛で取り組む4歳児以降の幼児でも十分楽しめます

ピースの数が多いため、片付けが面倒なのが唯一のデメリットです。

「Dusyma(デュシマ社)フレーベル積木」の特徴

  • 基尺:3.3cm
  • 材質:ブナ
  • 数量:208ピース
  • 面取り:小さい

まとめ

積み木は、子どもが積み木を自分の手で掴めるようになる生後6か月頃から遊べるおもちゃです。

最初に選ぶべき積み木のポイントをもう一度確認しておきましょう。

この4つのポイントを意識して、ぜひお子さんにぴったりの積み木を選んでください。

積み木は小学校低学年までと長く遊べる遊びです。積み木を通して子どもの成長過程を楽しみながら、皆さんも子どもと一緒に積み木で楽しく遊びましょう。

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