おうちで出来る幼児向けプログラミング学習法は?何歳から始めるべき?【プロに学ぶ】

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2020年から小学校授業で必須されたことで、習い事としても注目が集まっているプログラミング教育。
始まったばかりの教育なので、
「何歳から学習できるの?」
「まだ字が読めないけど大丈夫?」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか?
このような不安を解消すべく、キッズ・プログラミング教室「KIDSPRO」を運営するキッズ・プログラミング株式会社 代表の岡田哲郎氏に徹底インタビューをしてきました。
いつから子どもにプログラミング学習をはじめさせるか悩んでいる方は、ぜひプロの意見を参考に検討してみてください。
取材協力者プロフィール
キッズ・プログラミング株式会社代表取締役
岡田哲郎 / Tetsuro Okada
キッズ・プログラミング教室 KIDSPRO 公式HP:https://kidsprogram.co.jp/
1970年群馬県桐生市出身。学生時代はコンピュータに学習能力を持たせることによりコンピュータが苦手とする問題を解決するニューラルネットワークに関する研究を行う。卒業後は移動体通信システムのシステムエンジニアとして日本電気株式会社に入社。アジア、ヨーロッパを担当し、2000-2003年にはイギリスに駐在し次世代携帯電話システムの海外展開などに従事。
主な出版物として、「スクラッチ3.0でゲームを作ろう! 小学1年生からのプログラミング教室(著書、中国でも翻訳出版)」「一緒に作るScratch 3.0ゲームプログラミング実践編(DVD)」、「ゼロから始めるスクラッチゲームプログラミング入門編(DVD)」などがある。

 

プログラミング学習は4歳くらいで始めると吸収が早い!

――プログラミング学習は何歳から始めるのが良いのでしょうか?

本人にやりたいという気持ちがあるのでしたら、4歳頃からプログラミング学習を始めるといいですね。
当スクールでも、親御さんからのご要望があれば4歳から学習が可能です。プログラミング学習は子どもの成長が著しいゴールデンエイジといわれる時期に始めると吸収も早いですから。

ただ、プログラミング学習を始めるのに遅すぎる!という年齢はなく、やりたい!と思ったタイミングからスタートすればOK。今は無料で使えるプログラミングツール(この記事の最後に紹介)もたくさんありますので、一度子どもに与えて興味を示したらプログラミング教室に通う、興味を示さなかったらもう少し成長してから再び与えてみるのが良いのではないでしょうか。

幼児はレゴ・ブロックやタブレットを使って楽しく学ぶことから

――6歳未満の子どもができるプログラミング学習はどんなものがあるのでしょうか?

レゴ・ブロックを使ってロボットを作る授業や、タブレットを使ってゲームを作る授業など、小さな子どもでも楽しみながら学べる授業を用意しています。プログラミングと聞くと、皆さんパソコンの前でガチガチで学習するというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。

LEGO®︎WeDoというロボットプログラミング教材では、アプリの説明に従ってロボットを組み立てていく内容となっているのですが、図を見るだけで組み立てられるので、文字が読めない6歳未満の子どもでも夢中になって作っています。組み合わせ次第で様々なロボットや全く異なる動きをさせて楽しむことができるので、小さなうちから「創造力」や「プログラミング的思考」が自然と養われていきます。

――幼いお子さんだと、授業に集中できない子やふざけてしまう子はいないのでしょうか?

勉強だからふざけてはいけない!という考えは当スクールにはないので、遊ぶ感覚でプログラミングを学んでもらっています。タブレットを使ってゲームを作る授業では、子ども自身に絵を描いてもらうのですが、わざと「う〇ち」の絵を描いたゲームを作って動かす生徒もいます。子どもって「う〇ち」とか大好きですから(笑)

どんなプログラムを作っても否定せず、逆に「面白い!」と褒めながら一緒になって「う〇ち」を描いたりします(笑)やはり楽しく学ぶことがプログラミング学習に抵抗感を与えないコツですね。

おうち学習なら無料のプログラミングアプリがおすすめ!

――おうちでもできるプログラミング学習があれば教えてください。

プログラミング教室に通っていなくても、同じような課題をご家庭で実施することができます。

ただ、レゴ・ブロック(LEGO®︎WeDo)は、安くても2万5000円はかかると思いますので、ご家庭で買うにはちょっと高いかもしれないですね。費用をかけずに始めるなら、Viscuit(ビスケット)やScratchJr(スクラッチ ジュニア)という、4-5歳でも楽しく学べる無料プログラミング学習アプリがありますので、まずはそちらで遊んでみるといいですよ。

専門家がおすすめするアプリ

Viscuit(ビスケット)は、4-5歳から遊べるように開発されたプログラミングアプリで、パソコンやスマホ、タブレットで学ぶことができますし、専用アプリをダウンロードしたらさっそく始められる手軽さもいいですよ。色を選んだり、好きな絵を描けるだけでも子どもの興味を誘うのですが、描いた絵を「メガネ型」の枠(プログラミングの基)に入れるだけで、あっという間に動く絵が完成するのです。簡単で楽しくプログラミングを学習できるので、幼児にもおすすめです。

もう1つのScratchJr(スクラッチ ジュニア)は、5-7歳向けのタブレット専用プログラミングアプリです。
好きなキャラクターを選んで、様々な図形のブロックを組み立てることで、動く絵ができあがります。ただViscuitにくらべるとプログラムも何種類かあるので、最初は操作が難しく感じられるかもしれません。慣れてきたら自分の声や音を追加することもできるので、タブレットをお持ちなら一度子どもと遊んでみるといいと思います。

あとはSpringin’(スプリンギン)も今注目されていますね。こちらは4歳から遊べる無料のiOSアプリで、iPhoneやiPadがあればすぐに遊ぶことができます。好きな絵を描いたり写真をいれたら、アイコンを選んでセッティングするだけ。これでもう動かせてしまうのです。文字を使うことなくにプログラミングができるので、小さな子どもが始めてみるのに最適なアプリだと思います。

どのアプリも幼児から始められますが、実は大人も十分楽しめるので、ぜひ親子で楽しくプログラミングを学んでみてください。

お互い作った作品を見せ合って感想を言ったりどうやって作ったかを説明したり。そのとき子どもの作った作品をたくさん褒めてあげてください。大人も同じですが、やはり子どもは褒められることで次もまた挑戦する気持ちや自信を持つことができますから。

 

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