東大生の65%も習っていた「スイミング」。教育効果は?何歳からはじめるべき?専門家に聞いてみた

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子どもの習い事の定番でもあるスイミング。全身の筋力をバランスよく鍛えることができる上、心肺機能や循環機能の強化、体温調節作用が働き代謝がアップすることで風邪に負けない丈夫な身体をつくるとも言われています。
実は東大生の6割が小学生までにスイミングを習っていたというデータ(参考:東大家庭教師友の会が著した『頭のいい子が育つ習い事』/KADOKAWA 角川書店)もあるように、スイミング効果で忍耐力や集中力が養われ受験にも強くなる!?と話題になっているんです。
そこで今回は、スイミングを習うことで得られる教育効果を、体育指導の専門家であるスポーツひろば代表の西薗 一也先生に直撃インタビューしてきました。
取材協力者プロフィール
スポーツひろば代表
西薗 一也 / Kazuya Nishizono
■公式HP:http://www.sports-hiroba.com/
東京都出身。一般社団法人子ども運動指導技能協会理事。株式会社ボディアシスト取締役。スポーツひろば代表。日本体育大学卒業後、一般企業を経て家庭教師型体育指導のスポーツひろばを設立。運動が苦手な子どもを対象にした体育の家庭教師の事業をはじめとして、子ども専用の運動教室の開設や発達障害児向けの運動プログラムの開発など、新たな体育指導法の普及に幅広く取り組む。著書に『発達障害の子どものための体育の苦手を解決する本』(草思社)や『うんどうの絵本』『かけっこの絵本』『すいえいの絵本』『ボールなげの絵本』(あかね書房)がある。

子供の発育・発達に効果大!スイミングが与える驚きのメリット

――スイミングを習うことで期待できる効果を教えてください。

不安定な状態でバランスを取ろうとすることによって、運動神経の感覚が研ぎ澄まされると言われています。

スイミングは全身運動なのでバランスよく筋力アップできますし、肺活量も上がるんです。「全身の筋力アップ + 肺を鍛える」ことから喘息のある子どもの体質改善にも効果を発揮しているんですよ。

またプールの水面では波が立ちますよね。その波が立っている状態に対して、抵抗して立つ。潜るのに対してあおられたら、バランスを保つ。ただ水面にプカッと浮いているだけだと、体がゆらゆらしてしまうだけですが、泳ぐとなると不安定な状況の中で体を真っすぐに整える必要がでてくるので、抵抗に対してぐっと体に力を入れることで体幹トレーニングにもなっているんです。

それと皮膚と脳はつながっているんです。なのでスイミングで肌が水に触れることでその刺激が脳に伝わり、結果的に脳を活性化していくわけです。驚く方も多いのですが、実は東大生にスイミングを習っていた子が多いこともデータとしてあるくらいですから。

またスイミングは、運動が苦手な子でも比較的はじめやすいスポーツなんですよ。運動能力に左右されないので、他のスポーツは苦手でもスイミングならできるという子が多いのも特徴ですね。

 

水泳選手を目指すなら0歳。運動神経を育むなら3歳頃がベスト

――スイミングは何歳ぐらいのからはじめると効果的ですか?

早ければ早いほど効果的です。

ベビースイミングといって、親子で一緒にプールにはいって水遊びを楽しむというプログラムがあるんです。赤ちゃんが恐怖心を持たないように早い段階から水に慣れさせておくことが目的です。

赤ちゃんはお母さんのお腹にいる間、へその緒で全てを行っているから、呼吸はしていないわけです。だけど生まれた瞬間にギャーと泣いて、一気に肺呼吸に変わるじゃないですか。そこからさっそく、水への抵抗がはじまってくるんです。だからこそお腹の中の記憶が残っている赤ちゃんのうちから水に慣れておけば、その後の幼少期・思春期とスムーズにステップアップしていけるというわけですね。

実際赤ちゃんをプールにいれると、自然と手足をバタバタして泳げてしまうんです。それは運動能力じゃなくて本能的というか条件反射によるものなんです。

少し大きくなってからスイミングに通う子で、たまにパニックをおこして、水中で息吸ってしまう子がいるんです。水を思いっきり飲んだり、気管に入ってむせてしまったり。ここで恐怖を覚えてしまい、スイミングが苦手になってしまうことあるので、そうならないためにも早い段階から水に慣れていくということは、とても大事なポイントとなります。

将来水泳選手や競泳選手を育てたいのであれば、水に抵抗のない0歳のうちから水に慣れされて、成長に連れて徐々にレベルアップしていくのが良いと思います。

運動神経の感覚を育むのが目的であれば、子どもの神経発達のピークと言われる年少(3歳)くらいからはじめると効果的だと考えています。

 

西薗一也氏直撃インタビューvol.2

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